【第八十六明豊丸】Before→Afterをご紹介!
先月から浮ドックにて修繕を行っていた
宮城県からお越しの「第八十六明豊丸」様。
先日、全ての修繕が完了し、出航されました。
第八十六明豊丸様は総トン数499tの ❝ 海外まき網船 ❞ です。
修繕前は船名「第八十八明豊丸」でしたが、
今回の修繕で「第八十六明豊丸」に船名を変更されました!
「海外まき網船」とは?
大型の網で魚群を囲い込んで一度に漁獲する「まき網漁」を行う漁船です。
主にマグロやカツオなどを対象に海外の漁場で操業し、
魚群探知機や衛星情報を活用して効率的な漁獲を行います。
第八十六明豊丸様は、主に南太平洋や中西部太平洋で
カツオやキハダマグロを漁獲し、日本の食卓へ安定供給を支えています。
また、第八十六明豊丸様には「小型ボート(号艇)」が搭載されています。
~ 小型ボートの役割 ~
魚群を発見した際に漁船から網のつながった小型ボートを降ろし、
本船が群れを大きく取り囲むように旋回して網を巻き、
徐々に海底側から巻き上げを行う漁獲作業に欠かせない船舶です。
第八十六明豊丸様の小型ボートは
1・2・3・5号艇の4隻搭載されていらっしゃいます。
~ 小型ボート(一・二・三・五号艇)~

≪ TODAY’S TOPIX ≫ タッチアップ塗装について
❝ タッチアップ ❞ = 船体の美しさと耐久性を支える、見えない職人技。
船の修繕では、溶接や補修を行った部分の塗装が剥がれたり、
細かな傷が付いたりすることがあります。
タッチアップとは、そのような部分に錆止めペイントを塗り、
腐食等を防止する作業です。
一つひとつ丁寧に仕上げることで塗膜の密着性が向上し、
美しい外観はもちろん、錆や腐食を防ぎ、船体の耐久性を長く維持します。
塗装品質を左右する、船舶修繕に欠かせない重要な作業です✨
他にも船舶修繕の一部である
「ビルジキール」と「漁艙ハッチ口」についてご紹介します。
~ 第八十六明豊丸 ビルジキール ~

船体の船底と船側の境目にあり、船が航行中や停泊中に横揺れ(ローリング)を
抑えるために船体の左右へ取り付けられている板状の構造物です。
腐食や損傷の有無を点検し、補修・塗装を実施しました。
防食性能を回復させることで耐久性を高め、ビルジキール本来の性能の維持が可能に✨
~ 第八十六明豊丸 魚艙ハッチ口 ~

魚を保管する「魚艙」へ魚を入れるための開口部です。
ハッチ蓋によってしっかり密閉され、魚を冷凍しています🐟✨
Before








After








「Before→After」を見比べると
全体的に錆や苔が付着しており、劣化している状態でしたが
修繕・検査を経て、船体は新品同様の輝きを取り戻しました。
見えない船底こそ、船の性能を左右する重要なポイントです。
船底にカキや海藻などが付着すると、船の抵抗が増え、
速度の低下や燃料消費の増加を招きます。
だからこそ、定期的な船舶修繕・船底塗装によるメンテナンスが重要です!
「 船本来の性能を維持し、安全で快適な航海を支えるために 」
私たちは確かな技術で、一隻一隻の船を最適なコンディションへと整えます。
今後も定期的な船舶修理・検査で「第八十六明豊丸」様が
安心・安全に航走ができるようサポートさせていただければ幸いです✨