創業以来積み重ねた
技術と品質管理
そして、それをなす職人!
薩摩半島の最南端、鹿児島港入口に位置する山川港は、沈降した火口を入江とする天然の良港で古くは日本屈指の国際港として栄え、サツマイモ伝来の地及びフランシスコ・ザビエルの日本上陸の地として知られています。
現在は、カツオ遠洋漁業基地の役割を果たし、鰹節に代表される水産加工業は〝町の産業の核〟となっています。
こうした歴史ある港で、当社は創業以来数々の船舶を洋上に送り出してまいりました。
現在は、船舶修理業に軸足を移し、主に船舶の検査および修繕・改造をおこなっております。
事業紹介
船を守り、海を守る。
山川造船鉄工の取組み
山川造船鉄工の修繕サービスは、多様な設備と豊富な工事経験、そして「お客さまの役に立ちたい」という思いで成り立っています。修繕船のみを営むからこそ生まれる〝高度な技術力〟で、お客さまの船の安全はもちろん、日本の海の安全に貢献します。
船舶検査・修理
お客様の要求事項に対し、最新技術を駆使して的確に修繕を行います。航行時の船体の状況などあらゆる想定のなか、熟練の造船技術社員が対応し、運行の安全性と快適性を保証いたします。
また、湾外や岸壁停泊中の船舶でも、ご依頼があれば有能な技術社員が赴き、修理・対応いたします。
省エネ装置製作
船が航行する際には、船首の造波抵抗やプロペラ周辺部に発生する渦により大きなエネルギーロスが生じます。
そこで弊社では、それらの現象を抑え、エンジンへの負荷を軽減することで燃費を向上させる省エネ装置「YOSACON」シリーズをご用意しております。
各船舶に合わせて、装置の製作および取付けまでを弊社で行います。
01.
YOSACON１
バウパット
- 製作方法 船首部水面下で前端から突き出し、ラグビーボール状のパットを設置します。
- 効果 船体の揺れ（造波抵抗）の低減し、燃費を高めることが可能です。
-
各船舶の省エネ効果の目安
船種、船型形状および船速により効果は大きく左右され、４％～２０％程度の効果があります。
肥形船 6%前後 / 漁船 15%前後 / 高速二軸船（双船尾船型） 12%前後
高速二軸船（シャフトブラケット型） 12%前後 - 効果が期待できる船種 内航船全般 / フェリー / 自動車運搬船 / 砂利運搬船 / 漁船 等
02.
YOSACON２
トランソムフィン
- 製作方法 船尾トランソム後端の水面近傍で後方かつ下向きに突出するフィンを設置します。
- 効果 船尾トランソム後端の渦と判流をおさえて船体の抵抗を防ぐことが可能です。
-
各船舶の省エネ効果の目安
船種および船型形状により左右され、３～５％程度の効果があります。
肥形船 3%前後 / 漁船 4%前後 / 高速二軸船（双船尾船型）4%前後 / 高速二軸船（シャフトブラケット型）4%前後
03.
YOSACON３
スターンフィン
- 製作方法 プロペラ回転方向と逆向きに流れを変えるように、プロペラ直前の船尾管から放射状の突出する複数のフィンを設置します。
- 効果 船尾部付近の流れ、渦の発生を抑えて整流することができ、船体抵抗の緩和が可能です。
-
各船舶の省エネ効果の目安
船種および船型形状により左右され、４～８％程度の効果があります。
肥形船 8%前後 / 漁船 4%前後
製作を希望する際は、事前に
以下項目の資料の
ご用意をお願い致します。
- 主要目等
・船種
・総トン数
・船体主要目：LOA / LPP / BMLD / DMLD / DBL / △ / Cb
・主機：MCR=KwX mim’
・プロペラ：Dp / P/Dp / Ae/Ad / d/Dp / Z / Type - 船型線図（ない場合は船体構造図）
- 船尾構造図 / 舵・プロペラ配置図
- 船首構造図
- 完成時の試運転結果
- プロペラ特性図または表
- 現運転時の喫水、トリム、主機負荷、プロペラ回転数、船速
- その他、特記事項
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